"P2P型の不動産クラウドファンディングサービス"「クラウドリアルティ」を運営する株式会社クラウドリアルティ(所在地:東京都千代田区、代表取締役:鬼頭 武嗣、以下「クラウドリアルティ」)は、2016年12月に第1号として募集開始したエストニアプロジェクトの分配金支払いが完了しました。あわせて、2018年8月31日より新たなエストニアプロジェクトの募集を開始しましたのでお知らせ致します。
初めてのエストニアプロジェクト(エストニア不動産担保ローン1号)は、提携先であるエストニアの不動産テック企業EstateGuru社を通して、エストニア共和国内の不動産に関する投資又は不動産を有効活用した事業を行うために資金を必要としている事業者に対し、期間約12ヶ月程度の複数の貸付を分散して行いました。また、首都 Tallinn 及び/又 は第 2 都市 Tartu に所在する不動産(主にレジデンシャル系資産)が最終的な投資対象の裏付け資産となります。
エストニアプロジェクトは、現在2号プロジェクトが運用中となっており、新たに3号プロジェクトが8月31日より募集開始となっております。
エストニアは2018年7月末時点で、国債格付けは日本よりも相対的に高い水準。金融危機後の2010年以降は、GDPはプラス成長を続けており2017年の成長率は4.9%を記録しています。不動産価格指数及び住宅価格指数も2010年以降堅調に上昇。人口はエストニア全体ではほぼ横ばいですが、首都タリンにおいては金融危機以前から単調増加を続けており、タリンの住宅市場は需給のENN バランスを保ちながら成長を続けています。タリンなどの都市部では人口増加に伴い新たな住宅が必要とされているだけでなく、既存の住宅ストックも大半がソ連統治期の1960~1990年の間に建設されたもので断熱性能が非常に低いため、環境・エネルギー問題の観点からも、よりエネルギー効率の高い住宅への刷新が社会的に求められています。
クラウドリアルティは今後も成長性のある市場に対して国内外問わず積極的に関わりながら、地域再生や不動産の新たな価値創造に取り組むと同時に、新たな分散型の資本市場の創生を目指してまいります。
本実績は為替の寄与控除後においては、想定を下回っておりますが、現地での運用実績(貸付)の確定利回りは11.8%で想定通りでした。しかしながら、EstateGuruのサービスを利用する借り手の発生状況に変動があり、運用開始から投資実行までに3ヶ月程度要したため、結果的に運用期間が13ヶ月から15ヶ月へと変更になりました。この投資実行期間の変更がIRRの変動につながっております。