家賃収入
ヤチンシュウニュウ / Rent income
家賃収入とは、アパートやマンションなど、自身が所有する賃貸物件の入居者から家賃を受け取る収入形態のことです。
家賃収入を得る仕組みは「不動産投資」とよばれ、アパートやマンションなどの不動産物件を購入または相続などで譲り受け、それを第三者に賃貸することで毎月安定した賃料収入を得ます。
家賃収入を得るための不動産を所有する手法には、区分所有、戸建て所有、一棟所有の3パターンが代表的です。
区分所有とは、マンションの一区画(一部屋や数部屋)を購入し所有する方法で、ほかの2パターンよりは少額から始められることが大きな特徴です。
戸建て所有とは一軒家を所有する方法で、ファミリー向けだけでなく、最近では一軒家をシェアハウスとして賃貸に出す方法もあります。
一棟所有は、アパートやマンションをまるまる一棟所有する方法です。一棟所有だと管理費や修繕積立金といった諸経費がないですが、自分で管理会社を見つけるもしくは自分で管理する必要があるほか、大規模修繕の時に大きな費用がかかることがあります。
家賃収入は「不動産所得」に分類され、毎年確定申告が必要になります。確定申告をすることで、賃料などを含めた不動産総収入から不動産経営に関わる必要経費を引いたものに所得税がかけられます。この時、ほかに収入がある場合には合算して個人の所得として計算されます。
また、入居者さえいれば、オーナーである自分が別の仕事をしている場合や、怪我や病気などで物理的に働けなくなった場合でも、毎月安定して一定の家賃収入が得られるため、「不労所得」とも呼ばれます。