デフォルト
デフォルト / Default
デフォルトとは、債券の利払いや償還が約束通りに果たされないことを指し、本来果たされるべき義務が破られることから「債務不履行」とも呼ばれます。
債務不履行は履行自体が遅れる「履行遅延」、そもそも履行することが不可能となった「履行不能」、履行したが不十分だった「不完全履行」の3つに大別されます。
また、債券においては額面金額が所定の期日になっても返済されないケースはもちろん、利払い期日が遅れた場合であってもデフォルトとみなされます。
投資家側からすれば、受け取るはずだった金利が受け取れないことのほか、額面全額が受け取れない、受け取れたが一部だけだったなどというリスクを抱えることになります。このリスクを「デフォルトリスク」といいます。
デフォルトリスクを判断する材料としては「格付(レーティング)」が挙げられ、債務が履行される確実性を債務の発行体とは関係のない第三者機関(格付機関)が判断し、公表しています。なお、格付けは発行体が負うすべての金融債務に対して行われます。