ストックオプション
ストックオプション / stock option
ストックオプションとは自社株購入権のことで、株式会社が取締役や従業員に対し、あらかじめ決めた株価で自社株を取得できる権利を与える制度のことを指します。
ストックオプションではまず「あらかじめ定められた株価(権利行使価額)で自社の株式を取得することができる」という権利を取締役や従業員に与えます。
取締役や従業員は、株価が将来上昇したときに権利行使価額で株式を購入し、その後時価で株式を売却すると、権利行使価額と時価との間に生じた差益を得ることができます。
この差益を報酬とみると、報酬額が企業の業績向上による株価と連動するため、権利を受け取った従業員や取締役は株価が上昇するように業績向上への高い意識を持つという効果が期待できます。
また、ストックオプションの特長として「権利を付与された従業員にリスクがない」という点も挙げられます。
たとえば3年間という期間の定めがあった場合において、その間に会社の業績が悪化してしまったとしても、ストックオプションの権利を行使しなければ株を購入したことにならないため、当然不利益を被ることもありません。