所得税とは、1月1日から12月31日までの1年間の個人所得に対して課される税です。所得とは、収入からその収入を得るためにかかった経費や控除額を差し引いた金額のことです。

所得は「利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得、譲渡所得、一時所得、雑所得」の10種類で、それぞれ詳細を申告します。

全ての所得から所得控除額を差し引いて算出したものが課税所得金額です。

所得控除は「基礎控除、医療費控除、配偶者控除、配偶者特別控除、扶養控除、社会保険料控除、生命保険料控除、損害保険料控除、勤労学生控除、寡婦（夫）控除、障害者控除、雑損控除、小規模企業共済等掛金控除、寄付金控除」の14 種類あります。

この課税所得金額に税率を適用し、さらに税額控除額を引いて所得税を算出します。所得控除は申告することで所得の金額が下げることができるので、結果的に節税することが出来ます。

会社員の人は給与から予想される所得税が毎月自動的にひかれていることが多く(源泉徴収)、12月に年末調整をして正しい税額を計算します。この時に控除がある場合は、会社に申告します。会社員でも、給与収入だけで2,000万円を超えている人などは確定申告をする必要があります。

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