住民税とは、都道府県税と市町村民税の2つを合わせた総称のことで、前年に一定額以上の所得があった人は、1月1日時点で居住している区市町村（原則として住民票の住所）に納付する義務を有します。

住民税は、教育や福祉、防災やゴミの処理など、安全で快適な暮らしのために使われています。

住民税は、所得金額によって決まる「所得割」と、所得金額にかかわらず一定以上の収入がある人が同額を払う「均等割」の2種類で構成されています。どちらとも非課税になる場合と、「所得割」だけ非課税になる場合があります。

「所得割」の税率は全国一律ですが、「均等割」については各地方自治体により異なります。

所得割は10％（都道府県民税4％+市町村民税及び特別区民税6％）
均等割は標準で5,000円（道府県民税1,500円+市町村民税及び特別区民税3,500円）

住民税の支払い方法は「特別徴収」と「普通徴収」の2通りあります。「特別徴収」は会社に勤めている人の住民税を毎月給与から差し引き、従業員の代わりに会社がまとめて市区町村に納付する方法。「普通徴収」は6月に市区町村から送付される納付書で年4回（6月・8月・10月・翌年1月）に分けて個人で納める方法です。