ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)
ジュニアニーサ
ジュニアNISAは、未成年の子どもの将来の資金づくりの支援を目的とした「少額投資非課税制度」のことです。
年間80万円まで(最長5年間で最大400万円)の投資を上限とし、投資対象である株と投資信託の、配当や売却益に対する20.315%の税金が非課税となります。
2016年にスタートしたこの制度は、利用者が少なく2023年に終了が決まっています。それ以降は新たな投資はできませんが、20歳までは非課税で保有することができます。
口座を開設する年の1月1日時点での年齢が0歳から19歳までの人が、利用できます。2022年4月より成人の定義が18歳になるので、2023年1月1日以降は、1月1日時点の年齢が18歳以上の人は一般NISAが利用可能になります。
途中で売却することもできますが、18歳まで払い出し制限があり、災害等やむを得ない場合を除き、原則として現金で引き出しすることができません。2024年以降は払い出し制限が撤廃されるため、いつでも現金化ができるようになります。
利用するためには、証券会社や銀行などの金融機関で通常の口座を開設し、ジュニアNISAの専用口座を申込みします。親権者の同意が必要ですが、運用管理者として口座開設者本人の法定代理人、又は法定代理人から書面による明確な委任を受けた口座開設者本人の二親等以内の者が管理することもできます。
投資信託のほかに、株を購入する場合は、証券会社での手続きが必要になります。一度開設したジュニアNISAの口座は、廃止をしないと別の金融機関に変更することができませんので、注意が必要です。