外貨預金
ガイカヨキン
外貨預金は、日本円ではなく「米ドル」や「ユーロ」、「オーストラリアドル」などといった外貨で預金することを言います。外貨預金の取り扱いのある金融機関で口座開設後、外貨預金の申し込みをするのが一般的です。
基本的なしくみは円預金と同様ですが、異なる点は大きく分けて「為替」「手数料」「金利」の3つあります。
まず外貨で預金をするため、為替の値動きによって評価が日々変動します。たとえば1ドル100円のときに、10,000ドルの預金をした場合の評価は100万円です。為替が円安になり1ドル120円になれば120万円になりますが、円高になり1ドル80円になれば80万円となって元本割れしてしまうリスクがあります。
つぎに日本円から外貨で預金する場合も、外貨から日本円に戻す場合も、為替手数料がかかります。基準となる為替レートが、各金融機関で決まっており、それに為替手数料を上乗せしたり、引いたりすることで、実際の取引レートが決まります。「円感覚で頻繁に出し入れをするとその都度手数料が差し引きされ、利益がなかなか出なくなってしまう可能性もあるので注意が必要です。」
最後に、日本は低金利が続いているため、預金に預けても利息がほとんどつきません。金利の高い通貨で預金した場合、高い利息がもらえるメリットがあります。
外貨預金は預金保険制度の対象ではないため、預入した金融機関が破綻した場合の保証がありません。