ポートフォリオとは、複数の金融資産の組み合わせのことです。自分の運用方針にあわせて比率を考えつつ株式や債券といった金融商品を組み合わせることを「ポートフォリオを組む」といいます。ポートフォリオを組む際は、リスクを抑えるために値動きが異なるもので構成するのが一般的です。

一般に株式と債券は異なる値動きをするので、国内外の株式や債券でポートフォリオを組むのが基本になります。たとえば、公的年金の積立金を運用しているGPIF（年金積立金管理運用独立行政法人）は、以下のようなポートフォリオを組んでいます。

国内債券　35％
国内株式　25％
外国債券　15％
外国株式　25％

「すべての卵を一つのカゴに盛るな」という投資格言があります。資産を分散しておけば、どれか1つの資産クラスの価格が大きく下がっても、リスクを抑えることが可能です。自分の運用目的を明確にすると、ポートフォリオを組みやすくなります。リスクを取ってでも大きなリターンを目指したい時は、リスク資産である株式の比率を増やします。一方、リスクを抑えた運用をしたい時は、安全資産である債券の比率を高くするようにします。

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