ボラティリティ
ボラティリティ / volatility
ボラティリティとは価格の変動率のことで、商品のリスクの大きさの目安として使用されます。
価格の値動きが大きいことをボラティリティが高いと言い、価格の変動が小さいことをボラティリティが低いと言います。
ボラティリティには種類が2つあり、ヒストリカル・ボラティリティ(HV)とインプライド・ボラティリティ(IV)があります。HVは過去の価格変動率をもとにして計算される指標であり、IVはオプション価格から逆算して算出された指標で、市場参加者の予測や期待が反映された将来の変動率です。
投資の世界では、このボラティリティをうまく活用することで大きな利益が生まれます。特に短期トレーダーはボラティリティの高い株で売買を繰り返すことで、大きな利ざやを狙っています。例えば企業が新商品を発表したときや、企業間のM&Aが成立したときなど、何か大きなトピックによって市場も敏感に反応します。その時々の潮目にボラティリティが大きくなるのです。相場を予測するのは非常に難しいですが、ボラティリティが高くなる相場はある程度予想することができます。