VIX指数
ビックスシスウ
VIX指数とはVolatility Indexの略で、CBOE(シカゴオプション取引所)が米国の代表的な株価指数であるS&P500種指数のオプション取引をもとに算出・公表しています。VIX指数は、CBOEのサイトで確認できます。
VIX指数は日本語では「恐怖指数」とも呼ばれていて、数値が高いほど投資家の先行き不安心理が高まっていることを表しているのです。
通常は10~20の間で推移しますが、暴落すると40~50に上昇します。1990年以降の終値ベースでVIX指数が40ポイントを上回ったのは、以下の7回しかありません。
1998年9・10月 ロシア危機
2001年9月 米同時多発テロ
2002年7・8月 ワールドコム破綻
2008年 リーマンショック
2010年5月 ギリシャ危機
2011年8・10月 米国債格下げ
2020年3月 コロナショック
2020年3月16日時点でのVIX指数は「83.56」と、警戒領域の30を大きく上回っており、コロナショックの影響力の大きさが窺い知れます。
日本にも日経平均株価の将来の変動率をもとにした「日経平均ボラティリティー・インデックス」があります。算出開始は2010年11月19日で、現在は日中立会時間に15秒間隔で算出されています。日経ボラティリティー・インデックスは、日経プロフィルで確認できます。