プライベートエクイティファンド
プライベートエクイティファンド / Private equity fund
プライベートエクイティファンドとは、未上場の株式(上場株の非公開化も含む)への投資を行うファンドを指します。
投資家たちから資金を集め、株式を取得し、その企業の成長支援や再生支援を行うことで株式の価値を高めます。最終的には、未上場の株式の上場や第三者に渡す際に、キャピタルゲインを狙います。
株式や債券といった伝統的な資産運用方法とは異なる、オルタナティブ投資に分類される投資手法であり、米国や欧州の企業にとっては、資金調達の方法として一般的です。未上場の企業にとっても、資金調達の方法が多様化されることにはメリットがあります。
プライベートエクイティファンドは投資対象の企業を大きく4つに分類することができます。
1.ベンチャーキャピタル
主に創業間もないスタートアップ企業に投資をします。新規上場やM&Aによる資金回収を狙う方法です。
2.バイアウトファンド
成熟期以降の会社や事業に投資をします。通常は、M&Aの手法で株式を取得し、経営権を握ります。
3.企業再生ファンド(ターンアラウンド)
経営不振の企業へ投資をします。事業の方向転換や事業規模縮小、部門の再編などによる再生を支援する方法です。
4.ディストレスファンド
破綻企業に投資をします。ハゲタカファンドとも呼ばれ、回収までの想定期間が短いのが特徴です。