複利
フクリ
複利は利息の計算方法のひとつで、簡単に言うと「元本についた利子に対して更に利子がつくこと」を指します。
わかりやすく例を挙げると、100万円を金利5%(年利)で預けた場合、1年後には105万円になります。この場合の5万円は、元本(100万円)に対してついた利子です。
この利子の5万円も含めてさらに1年預けると、110万円ではなく110万2,500円になります。このように元本についた利子に対してさらに利子がつくことを「複利」といいます。
複利には上記の説明に利用した1年複利だけでなく、半年複利(半年ごとに利息計算をし、得られた利息を元本に組み込む)や、1ヶ月複利などがあります。
なお複利に対し、当初の元本だけに利子がつくものを「単利」と呼びます。
長期的に資産を運用する場合など長い目で見たときに複利の効果は非常に大きく、上記の例でいえば預けた100万円は10年で約163万円になり、単利の場合に比べて約13万円も増額します。
このように複利は元本に対してついた利子がさらなる利子を生むことから、最終的な利子総額が単利に比べて大きくなります。これを「複利効果」といいます。