FX
エフエックス
FXは「Foreign Exchange」の略称で、他の国の通貨を買ったり売ったりして利益を出す投資です。日本語では「外国為替証拠金取引」と言います。
通貨の価値(レート)は常に変動しており、FXではこのレートが変動する動きを利用して利益を出します。たとえば、1ドル100円のときに買い、1ドル150円になったときに売ると50円の利益が出ます。
FXの主な特長は以下の4点です。
1.少ない資金で大きな投資ができる
自分が投資できる資金にレバレッジがかけられるため「手元の資金以上のお金」で投資をすることが可能です。レバレッジとは少ない資金で、大きな金額の取引を可能にする仕組みのことで、日本では金融庁によって手元にある資金の最大25倍までのFX取引をすることが認められています。この仕組みを使うことで10万円の手元資金がある場合、250万円分の取引まで行うことができます。
2.不況でも利益が出せる
FXは外貨を「買う」という取引だけでなく、外貨を「売って後で買い戻す」という取引ができます。1ドル101円のときに現実には保有していないドルを売り、1ドル100円になった時点で、ドルを買い戻すことで1円の利益を得られます。売り買いどちらからでもエントリーできるので、景気が悪く株式市場が低迷していても利益を出すことができます。
3.スワップポイントが毎日たまる
FXで売買を行ったときに発生する2国間の「政策金利の差」があることで、「外貨を買って保有しているだけ」で資金を増やすことができます。たとえば、トルコリラの金利が年14%、日本円の金利が年-0.1%のマイナス金利の場合、トルコリラを買い日本円で売る取引をしたときに、トルコと日本の政策金利の差額分{14%-(-0.1%)}の14.1%を、トルコリラを保有している間は毎日利益として受け取ることができます。
4.24時間取引をすることができる
世界中の主要都市に外国為替市場が存在しているため、時間にかかわらず取引を成立させることが可能です。それぞれのライフスタイルに合わせた取引をすることができます。
なお、前述のレバレッジという仕組みがある以上、FXは損失のリスクが非常に大きくなってしまう可能性があることに注意が必要です。