IRRとは、Internal Rate of Returnの略で、
日本語では内部収益率といいます。
投資の効率性を測る指標の一つで、複利計算に基づいた、
投資に対する収益率(利回り)を表します。
例えば、出資金額を100万円とした場合、分配金額が以下のように返ってくるケースであれば、
いずれにおいてもIRR 10%となります。
- 1年後に110万円(= 100万円 × 110%)が返ってくるケース
- 2年後に121万円(= 100万円 × 110% × 110%)が返ってくるケース
- 3年後に133.1万円(= 100万円 × 110% × 110% × 110%)が返ってくるケース
なお、「銀行預金」を「投資」と位置付けた場合、IRRは銀行金利と同一となります。
元本を100万円、金利1%の場合、1年後に返ってくる金額は101万円(= 100万円 × 101%)、
2年後に返ってくる金額は102.01万円(= 100万円 × 101% × 101%)となります。
この場合、IRRは1%となります。