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山下耕太郎

資金調達の方法や違いを徹底比較。クラウドリアルティ代表に聞く、soilsが叶える資金調達の意義

リスクマネーを循環させるために

投資や起業の機会をより気軽に、多くの人に——。これは、クラウドリアルティが開発を進めるsoilsの大きな狙いです。soilsがローンチされることの意義を、代表・鬼頭武嗣が語ります。

(聞き手:金融ライター・山下耕太郎)

——世の中の資金調達は、まずどのように類型されるのか教えてください。

まず大きくわけると、直接金融と間接金融の二つに分類できます。直接金融の中でも有価証券には二つのタイプがあって、第一項有価証券と第二項有価証券があります。

第一項有価証券の下には、株式や債券などが含まれます。一方、第二項有価証券には、我々が現在やっているようなクラウドファンディングを用いた集団投資スキームもそうですし、信託受益権なども含まれているのです。

そして、最終的な資金需要者というのが事業(プロジェクト)なのか資産(アセット)なのか、コーポレート(企業)なのかに分かれます。

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——soilsが提供する手法は何が異なるのでしょうか?メリットは何ですか?

soilsの下には、二つの仕組みがあります。一つはPtoPのプラットフォームで、引き続き不動産の証券化など第二項有価証券を扱うものです。もう一つはBaaSプラットフォームで、ここでは金融機能のモジュールを提供していくためライセンスに係る制約はあまりかけず、様々な企業と連携して第二項有価証券だけでなく第一項有価証券、場合によってはシンジケートローンなども含めて幅広く扱っていきます。

協業先の金融機関や企業の提供サービスに合わせ、市場型金融システムを組み込んでもらうのです。つまり、様々な企業が使えるホワイトラベルの金融システムといってもいいかもしれません。

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——なぜsoilsでそれができるのでしょうか?

soilsのBaaSとして提供する機能はAPIで公開していきます。soilsのBaaSには、募集やオークションによる条件決定、決済などいろいろな機能があります。それらをオープンAPIとして開放することで、世の中に広くプライマリー市場に係る金融機能を提供し、より大きな資本市場を形成することができるのです。

投資することや事業を起こすことは、これまで限られた一部の人のものでした。soilsは共感に根ざした投資したい人と、事業を始める資金を調達したい人を結ぶプラットフォームです。これまで出会うことのなかった可能性と可能性を、土壌のようにつないで育んでいきます。

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soilsは、今後の社会のインフラとしての機能を目指しています。soilsがあることでリスクマネーが国内外でできちんと循環するようになってほしいです。


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Profile

金融・投資ライター
山下耕太郎

一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。


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