出資者ストーリー
2019年4月1日、渋谷区代々木上原に、投資型クラウドファンディングで初となる保育園用地取得の取り組みとして1億7,400万円の出資金を集めた「つながりシェア保育園・よよぎうえはら」がオープンしました。今回は、出資者の一人であるNさんに「なぜ出資したのか?」を主なテーマにリアルな想いをお聞きしました。
(インタビュアー:クラウドリアルティ編集部)
当プロジェクトは、不動産に特化した投資型クラウドファンディング「クラウドリアルティ」を活用して、企業主導型保育事業用の土地取得のための資金調達を行いました。対象とする物件は、渋谷区上原地区に所在しており、渋谷区内では最も待機児童人数が多い地区(2014年12月1日時点)になります。保育施設の運営は、幼稚園や保育園を中心に、複数の施設運営の実績を有する正和学園が担います。保育事業については、企業主導型保育事業制度を活用し、提携企業社員の子どもが優先的に入所できる仕組みになっております。地域枠も設け、近隣の待機児童解消にも貢献します。
プレスリリース
投資型クラウドファンディングで初となる保育園用地取得の取り組み「つながりシェア保育園・代々木上原」が正式オープン
「Facebookの投稿でこのプロジェクトを知ったのがきっかけです。私の地元である代々木上原で面白いことをやろうとしているなぁと思いました。待機児童は大きな社会問題だと思っていましたし、実際に保育園は足りていないなと感じていました。『これは参加したい』と共感しました。
その後プロジェクト説明会に参加したのですが、出資することは既に決めていて、確認するために行ったという感じです。保育園を運営する正和学園理事長の齋藤さんのことは知りませんでしたが、教育方針がいいなと思いました。投資の経験がなかったのでクラウドリアルティも初めて知りましたが、私も同じベンチャー企業で働いている身として応援したいなと。」
「私の会社は、人と社会を大切にする会社を増やすことをパーパス(存在意義)とし、様々な企業の経営コンサルティングを行っています。『パーパス・マネジメント・コンサルティング』といって、企業の社会における存在意義の明確化をご支援をしたり、社員の幸せを大切にする経営コンサルティングを提供していて、企業や社会を良くしていくよう尽力しています。本業以外に世界の子どもを児童労働から守るNGO団体の理事をやっています。『社会を良くしたい』という思いが常にありまして。」
「そうですね、社会を良くしたいというのは昔からの関心だったように思います。イギリスの大学院に留学していた経験があるのですが、その時に日本の良さを実感し、日本がより好きになりました。その日本の社会をもっと良くしたいと思い、卒業後はシンクタンクに就職しました。
社会問題と一言でいっても、テレビなんかで流れている日本や世界の問題ってちょっと遠い気もしていたのですが、このプロジェクトが解決しようとしている問題はとても身近に感じました。気になる社会問題である待機児童というテーマ、そして自分の地元だったことが重なって。シェアハウスも一緒にするという最先端のシェアリングの発想も面白い。さらに、プロジェクトに関わる方々の熱い想いに触れて、この新しい挑戦を応援したいと出資を決めました。」
「クラウドリアルティで出資してからこの施設ができあがるのをずっと楽しみにしていました。建築中も前を通って『あ、できてきているな』とチェックしていたぐらいです(笑)。自分が出資した対象が出来上がっていく姿、そして出来上がった姿を見ることができて嬉しかったです。」
「私は投資初心者ですが、他の投資商品って自分が何に投資したのかが実感がないように思うのです。でも今回は、自分が何に投資したのかが目に見えて分かり、リアリティがあった。応援しているものがこうなったのだと実感できました。自分が大事だと思うテーマに関わることができたことが嬉しくて。そこまで大きな金額ではないけれども参加できたのがとても良かったです。少額でも、何かしらの社会問題の解決に携わることができて、投資して本当に良かったなと思いました。」
「身近な社会問題に関わるプロジェクトがあればいいなと思います。私は東京に住んでいるので、例えば満員電車の解決。働き方の改革につながる内容ですね。空き家問題も気になります。
個人的な話ですが例えば、駅ナカのコワーキングスペースが欲しいです。私は客先に出向くことが多いのですが、アポイントの少し前に着いてしまうと毎回カフェに寄ることになるのですが、地下鉄の駅構内にちょっとした仕事ができるスペースがあると助かるなと。20分とか30分の隙間時間だと、列に並んでコーヒーを頼む間に時間もなくなってコーヒーもあまり飲めず、席にも座れず仕事もできずに過ぎてしまったりもするので。その代りに短時間で利用できるワーキングスペースが、しかも駅にあれば必ず使いますね。」
「昨今、オンラインミーティングが増えているのに、できるスペースがまだ足りていないと感じます。そういった新しいニーズがある駅ナカのコワーキングスペースなどをクラウドリアルティさんのプロジェクトでもぜひ作ってほしいです。あと、不動産のチカラで社会問題を解決するアイデアを出し合うなど、みんなでディスカッションする場とかがあっても楽しそうですね。これからも期待しています。」
【投資初心者必見】NISAや積立投資といった、まず知っておくべき情報配信中!
その他の記事はこちらから