お役立ち・トレンド
質問:自己紹介をお願いいたします。
竹内:ウェルスパーク・オルタナティブ・インベスメント株式会社(以下WPAI)の取締役、コンプライアンス担当の竹内絵理子と申します。WealthParkグループのライセンス準備室を経て、2024年11月より現在の役職となりました。直近の10年ほどは金融業界の様々な会社、特に銀行業界にてコンプライアンス業務の幅広い経験を積んできました。
質問:WPAIでの仕事内容について教えてください。
WPAIでは法務・コンプライアンス担当の役員兼部長を務めております。お客様と接することが少ないと思われがちですが、お客様向けの投資商品の説明資料などが適切に表現されているのか、かつ法的規制を遵守しているのかなど、日々、顧客視点で向き合う仕事です。
また、金融商品取引業者として遵守すべきルールへの行動指針を、社内に発信したり指導したりすることも仕事です。外からは見えにくいですが、お客様の安心と安全につながるとても重要な仕事と認識しています。
質問:竹内さん、ご自身について教えてください
私は、がんの研究者である父と、茶道や華道の先生である母の下で育ちました。幼少期からアカデミックかつ日本の伝統文化に触れる機会が多くあり、真面目な家庭環境で育ったと思います。結果、今の金融業界やコンプライアンスの仕事は、性格的にも合っていると思います。基本的に仕事人間でして、電車内などで他社のキャンペーン広告などを見ている時も、景品表示法や金融商品取引法の視点で無意識に観察しています。
京都の大学に通っていましたが、実家で酒蔵を営む同級生がおり、その縁で美味しい酒に触れられ日本酒好きになりました。そして当時から、日本酒や母が教えていた茶道や華道などが若い世代にはなかなか支持されず、衰退していく様子を見て「もったいない」と感じていました。「お金が集まらないことで良いものが消えてしまう」という問題意識が、現在、WPAIで金融事業をしていることに繋がっています。
良いものが、人々に知られずに消えていくのは、本当に歯痒い。WPAIが手がける事業はクラウドファンディングと呼ばれますが、その「新しいお金の生かし方」の仕組みには大きな魅力を感じています。
質問:多くの会社でコンプライアンスを担当してきた竹内さんから見てWPAIはどのような会社ですか?
経営陣、特に代表者が法令遵守に対して非常に高い意識を持っていることは、担当役員として心強いです。法令遵守を「最低限のレベルでよい」と考える経営トップは多く、それですと組織全体に悪影響が出るからです。
また、WPAIはまだ限られた商品しか提供しておりませんが、今後は投資商品の選択肢を広げていく計画です。保有するライセンスの拡張においては、遵守すべき法規制も増えるため、社内の体制整備やコンプライアンス意識のさらなる醸成を図っていきたいと考えています。
質問:今後、お客様に届けて行きたいことは何でしょうか?
まずは、この物件やこの資産に紐づいているといった、投資対象が明確に「見える」商品を提供できると良いですね。私自身が個人的に投資を考える際でも、具体的な投資内容が不明確な金融商品は意外と多いと感じています。
また、利益(リターン)の追求のみでなく、対象の投資プロジェクトの趣旨に共感して投資するような、利益と共感の中間的な性格を持つ商品も面白いと思います。
このように「見えやすく共感を得やすい」ものは、我々が扱う二項有価証券という金融商品の強みで、大きな可能性を秘めていると思います。
一般の方にはまだ馴染みが薄いかもしれませんが、魅力的なリターンが期待できたり、相続税の節税効果も見込めるなど、一般の金融商品にはない多くの強みがあります。是非とも、新しい投資の世界に興味を持っていただければと思います。