イベントレポート
「投資した案件の進捗はこれからも生で見たいです。今後は子どもにも見せたいですね」(40代男性)
「駅からも近くて利便性がとてもいい感じでした」(50代女性)
「思った以上にモダンな内装で驚きました!」(50代男性)
これらは完成内覧会に参加した個人投資家のコメントです。クラウドリアルティでは出資をした投資家が建物を見学したり、起案者や投資家同士で交流ができる機会を提供しています。今回は2019年3月30日に開催された当プロジェクトの完成内覧会で披露された宿泊施設について当プロジェクト起案者のインタビューを交えてお届けします。
2017年12月、クラウドリアルティで募集総額1.2億円を集めた「京都壬生辻町 町家再生プロジェクト(東・西)」※。連棟でほぼ同時期に募集を行った両プロジェクトは2019年3月、遂に竣工を迎えました。"洞窟"と"縁側" からインスピレーションを得た新しいコンセプトの宿泊施設は、古き良き町家の特徴と高級ホテルさながらのモダンな設えが融合した空間に仕上がっています。当プロジェクトの起案者であり宿泊施設の運営を行う株式会社トマルバ取締役の山田さんにお話を聞きました。
(当レポートインタビュー時の2019年3月末時点では宿泊業の許可を申請中)
「宿ルKYOTO縁側ノ宿」と「宿ルKYOTO洞窟ノ宿」はともに"和モダン"がコンセプトです。町家なのにモダンというギャップを演出したくて、デザインのコンセプトを考えていきました。
「縁側ノ宿」については、"縁側"という日本に古くから馴染みのある住居の要素にインスピレーションを得て、その縁側を室内から室外へ伸びるようにデザインして「まるでどこまでも続くような縁側」を創り出しました。
洞窟ノ宿については、洞窟を抜けた先に開放的な空間が広がるように演出しました。例えば玄関口の少し狭い入口を抜けた先に広々したリビング現れたり、リビング奥にある穴をくぐった先には開放的な浴室が姿を現したりといった演出です。四季折々に姿を変える庭を眺めながら浸かる湯船は旅の疲れを癒し、思い出の一部となるでしょう。
両方とも1階のリビングフロアについては高級ホテルのような寛げる設えにしつつ、2階の和室にいくと天井には町家の頃の梁がそのまま体感できる空間になっています。まさに創りたかったのは和とモダンのギャップを楽しめる宿泊体験です。
モダンという要素をとりいれ、"居心地のよさ"を追求しています。特にリビングフロアではソファやダイニングテーブルを配置して友人同士や家族で寛げる空間を今まで以上に意識しました。
今まで運営してきた宿泊施設の中でも、もともと京町家であった要素を残した宿もすごく好評だったんです。例えば、クラウドリアルティでの第一号案件である京町家再生プロジェクトで現在運営している「宿ルKYOTO鏡ノ宿」のようにコンセプチュアルでゲストにサプライズがあるような和の空間も口コミで良い評価をいただいています。
例えば、「古き良き京都を体験できる素敵な宿でした」、「他にはないお洒落な内装や中庭、照明がとても良かったです。」など京町家をリノベーションした一棟貸しならではのコンセプトが海外のみならず国内のゲストのみなさまにもとても喜んでいただいています。
一方で、旅行に求める体験が多様化し「普通のホテルが面白くない」っていう声をよく耳にします。いわゆるミレニアル世代といわれる20~30代などの若い世代です。旅行者には「寝るだけでいい」というニーズもあれば、「夜は遅くまでリビングで話したい」というニーズもあります。欧米ではエースホテルのような"コミュニティホテル"といった地域ならではの快適さを追求した宿泊施設のトレンドもありますよね。宿泊施設を運営する中で、ゲストの価値観がより広がってきていることを感じます。
このような客層に対して町家の一棟貸しではホテルと違った体験を提供できると考えています。インスタ映えにしてもそうです。中庭に面したお風呂など、日常ではなかなかできない体験が女性のゲストには特にうけていますね。最近では日本人の若いカップルが彼女の誕生日にサプライズで、といった使い方をしていただくこともありますね。
アジアからのゲストが半分以上、次はアメリカ、ヨーロッパなどです。中国の方は家族連れが多く、台湾の方は日本でいう"女子会"のような目的で若い世代のゲストが最近増えてきています。宿泊数は平均すると2~3泊が多くて、最長20泊されたゲストもおられます。10泊以上された方はアメリカ人、ドイツ人、イギリス人ですね。
梅小路京都西駅の新駅ができて、丹波口駅との間が再開発されていくのでこれからもっと栄えるエリアだと思います※。大宮駅までも歩いていけるので、阪急電車で大阪にも行ったりできます。丹波口から少し南へ行くと江戸時代に栄えていた花街である島原があったり、梅小路京都西駅のすぐ先には京都水族館もありますし。河原町あたりまでタクシーで1000円ちょっとなので観光にはすごく便利な立地です。
※ 参考丹波口駅の近くに京都市中央卸売市場があってその横の冷凍倉庫跡地に三三九(さざんがきゅう)というBBQスポットができました。そのお店のおばんざいが人気で、朝ごはんのチケットをゲストにご提供する予定です。これは我々が運営する他の宿泊施設でも行っているYADORU GIFTというサービスで、ゲストには地域ならではの体験をしていただいて、地域のお店の売り上げにもつながるような取り組みです。
海外のゲストに対してもっとPRを強めていきたいと考えています。集客についてはWEBサイトでの写真の見せ方や、価格設定について今までのノウハウが蓄積されてきましたがそこをもっと強めて稼働率を上げていきます。今後もより多くの宿泊施設を増やしていく予定なので、またクラウドリアルティで新しいプロジェクトに取り組めるといいですね。
クラウドリアルティでは、完成内覧会やオープニングイベントなど投資家が出資後にプロジェクトを体感していただける様々な機会をご提供しています。また、今回ご紹介したプロジェクトでは出資者特典として20万円以上出資された方に当宿泊施設の5,000円割引券が贈呈されています。出資した後もオーナーのような感覚で完成した施設の空間や地域の魅力を味わう。そんな愉しみ方もクラウドリアルティでお試しいただいてはいかがでしょうか。
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